KDDIの海外現地法人であるTELEHOUSEは5月24日、タイの首都バンコクに二酸化炭素排出量が実質ゼロのデータセンター「TELEHOUSE Bangkok」(以下、TELEHOUSEバンコク)を5月18日に開業したことを明らかにした。

  • TELEHOUSEバンコクの外観

    TELEHOUSEバンコクの外観

同社によると、このデータセンターはタイで初めてとなる100%再生可能エネルギーによる二酸化炭素排出量実質ゼロのデータセンターだという。また、「TELEHOUSE」ブランドとしては東南アジアで最大規模に相当するとのことだ。

KDDIグループでは、TELEHOUSEブランドで展開する全世界のデータセンターを2026年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする目標を掲げ、100%再生可能エネルギーによる電力供給の導入を進めている。企業の温暖化ガス排出量を測定するGHGプロトコルで定めるスコープ2に準拠したデータセンターだ。

TELEHOUSEバンコクはバンコクの中心部に設置しており、10社以上のタイ国内外のサービスプロバイダーやクラウド事業者、通信事業者などが利用を予定しているという。4ルートからの通信回線引き込みにより高い冗長化を実現し、災害などによる通信障害リスクに備えているとしている。

  • 開業イベントの様子

    開業イベントの様子