5月16日は「旅の日」だ。俳人・松尾芭蕉が1689年5月16日に、江戸を立ち奥の細道に旅立ったことにちなみ、旅の文化の向上を目指す「日本旅のペンクラブ」が1988年に旅の日を制定した。

「旅人とは何か」という思索をあらためて問いかけるべきこのよき日に、筆者は“近未来な旅”を体験した。具体的には、AR(拡張現実)グラスを着用して新幹線による移動を楽しんだ。サングラス型ウェアラブルデバイス「Nreal Air(エンリアル エアー)」を開発・提供する日本Nrealが同日、東海道新幹線の走行車内で同デバイスを体験できる「REAL Air Express Tour」をメディア向けに開催し、それに参加したのだ。

  • 日本Nrealは5月16日、東海道新幹線の走行車内でARグラスを体験できる「REAL Air Express Tour」を開催した

    日本Nrealは5月16日、東海道新幹線の走行車内でARグラスを体験できる「REAL Air Express Tour」を開催した

「Nreal Air」は、本体重量が約79gとサングラスのように軽量で、折りたたむとポケットにすっぽり収まるサイズになっている。一般的なVRグラスの約2倍のシャープさ、繊細で光沢のある画質を実現しているという。最大201インチのシアター級の巨大スクリーン(ARグラス越しに4mで130インチ、6mで201 インチに相当)で映像を楽しむことができる。

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