凸版印刷は1月11日、流通・小売業向けの新サービスとして、店舗集客施策の折り込みチラシとデジタル広告の最適化をワンストップで支援する「Print to Digital」の提供を開始することを発表した。
同サービスでは、デジタルと紙双方での広告の効果実績から店舗単位の来店獲得傾向を把握して、デジタル強化店とチラシ強化店のグループ分けを行う。このグルーピングに応じてアクションと予算を最適化し、最適化の前後比較や統計解析検証まで実施する。同社は集客効果の最大化を目指すとしている。
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「Print to Digital」サービス概要
昨今はデジタル広告への期待が高まっているものの、折り込みチラシには「一目で情報が伝わり全体が把握しやすい」といったメリットもあるため、全店舗で一斉にデジタル広告に置き換えることは難しく、バランスの最適化が難しい。
そこで凸版印刷は、折り込みチラシとデジタル広告の両方を比較した効果測定が可能なPrint to Digitalの提供を開始する。店舗ごとに予算の最適化が図れるため、デジタル広告がなかなか成果に結びつかないような課題の解決を支援するという。
同サービスは、折り込みチラシとデジタル広告の双方による来客獲得状況だけでなく、エリア情報や売上実績、会員情報の因果関係を店舗ごとに分析する。店舗に応じてグルーピングや意味付けを行い、さらなる集客に向けた予算配分の最適化を支援するとのことだ。
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統合型のデータ分析が可能だ
また、折り込みチラシとデジタル広告に加えて、店舗アプリやSNS（Social Networking Service）メールマガジン、ダイレクトメールなどによる店舗集客もクロス分析することで、店舗集客効果の全体最適化をサポートする。
サービス利用料は300万円から。価格は広告の配信量や内容、店舗数、レポート内容によって変動する。
