NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は12月8日、Skydioの自律飛行技術を活用したドローン「Skydio 2+」の遠隔操縦や自動巡回を実現するソリューション「Skydio Dock and Remote Ops.」を同日より提供開始することを発表した。

  • 「Skydio Dock and Remote Ops.」イメージ図

    「Skydio Dock and Remote Ops.」イメージ図

同ソリューションでは、事前に設定した屋内の見回りルートを遠隔地から指示することで、自動巡回飛行および撮影を行う。これにより、従来人が繰り返し実施していた目視点検作業をドローンが実施することで安全性が向上するのに加え、パイロットの作業場所が現場に限定されないため、1日で複数の飛行業務を行うことが可能となる。

パイロットは遠隔地からPCまたはコントローラーにより「Skydio 2+」を遠隔操縦が行え、GPSの有無に関わらず、飛行しながら空間上で指定した複数のポイントを記憶し、指定されたルートとして飛行できる。

さらに、Skydio社のクラウド型プラットフォーム「Skydio Cloud」を通じてPCと機体が通信を行うことで、映像を複数拠点でリアルタイムに確認できる。

飛行ルートは「Skydio Cloud」上に複数作成および記録が可能で、即時または指定時刻に記録されたルートを自動巡回飛飛行する。また、「Skydio 2+」が自動給電対応離着陸架台Dockの専用コードを認識して離着陸を行い、専用バッテリーを用いて自動給電を行う。

  • 「Skydio Cloud」画面(左:自動巡回ミッション設定画面、右:PCからの遠隔操縦画面)

    「Skydio Cloud」画面(左:自動巡回ミッション設定画面、右:PCからの遠隔操縦画面)

また、導入前に自動巡回飛行の安全性を確認したいという要望に応えるため、通信環境が未整備でも自動巡回飛行の導入前検証が可能な「飛行検証スキル」を組み合わせることも可能だという。

「Skydio Dock and Remote Ops.」により、これまで人が実施していた目視点検作業をドローンで実施することが可能となり、安全性向上や作業の効率化を実現するとしている。