NTTデータは11月11日、コンコルディア・フィナンシャルグループの横浜銀行、東日本銀行、ほくほくフィナンシャルグループの北陸銀行、北海道銀行、七十七銀行らの5行と共に、各行が共同利用しているシステム(MEJAR)への、広島銀行の参加、および6行による共同利用システムについての検討を開始する基本合意を締結したことを発表した。

NTTデータが2010年からメインフレームで提供してきたMEJAR(Most Efficient Joint Advanced Regional banking-system)は、システムをオープン化するためのフレームワーク「PITON(ピトン)」を採用し、第3期MEJARとして2024年にオープン環境に移行する予定だという。

NTTデータと6行は今回の基本合意に基づき、預金・為替・融資などの業務処理機能を担う銀行基幹系システムであるMEJARに加えて、データの蓄積や分析を担うシステム、インターネットバンキング、営業融資業務の支援システムなど、現状5行で共同利用しているシステムについて、広島銀行を加えた6行での共同利用を検討する。