ソフトバンクグループで物流事業を手がけるSBフレームワークスは11月7日、物流を軸にした BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)型課題解決サービス「もの・ことロジ」の第2弾として、「3PL・返品分析サービス」を同日から開始することを発表した。

「もの・ことロジ」とは、「もの」の流れ(物流)と、その周辺で発生する「こと」の流れ(業務プロセスと情報の流れ)を俯瞰することでオペレーションに潜む無駄を定量的に特定し、ビジネスの効率化を支援するBPO型課題解決サービス。

同サービスの第2弾として、BtoC物流の最適化の提案とネット通販で発生する返品に潜む無駄の分析に焦点を当てた3PL・返品分析サービスを提供する。

  • サービスのイメージ

同サービスの特徴は3点ある。1つ目は、BtoBとBtoC双方に対応する倉庫管理システムと輸配送機能を提供し、B2B倉庫とB2C倉庫の一元化を実現すること。2つ目は、自社保有車両によるチャーター便と宅配便を共用して最適な輸配送モードを提案すること。3つ目としては、滞留在庫・返品率・返品関連コストという返品にまつわる3つの可視化を行うことが挙げられている。

同社は、BtoBからBtoC、DtoCへと拡大する事業を一元的に支援する物流サービスを提供しているが、新サービスでは、売上が伸びているネット・ショップで後回しにされがちな返品にまつわる対処について、出荷・返品に関わる作業と、作業を通して得られたファクト分析の両面から、ECビジネスを支援したい考え。