明光ネットワークジャパンとInnovation Powerは6月13日、Minecraft(マインクラフト)を使ってSDGs(持続可能な開発目標)や社会課題について学ぶことができるワークショップ「サス・ゲー Plus」の企業向け提供の開始と、業務提携契約の締結を発表した。

「サス・ゲー」は小学生向けに提供されているワークショップで、Minecraftのバーチャル・ワールド上に作られた4つの国の運営を子どもたち自身で行い、さまざまなミッションのクリアを通じてSDGsや社会問題を自分事として捉えることと目的としている。

  • 「サス・ゲー Plus」で利用するMinecraftのバーチャルワールドのイメージ

企業向けに提供するサス・ゲー Plusでは、企業の視点でSDGsや社会課題への取り組むことにフォーカスした内容になっており、「通信・放送」「鉄道業・商社・水運・海運」「農業・漁業・林業・食料品製造業」「電気・ガス・水道」など、さまざまな業種向けのテーマを設定できる。

例えば、鉄道業・商社・水運・海運業界向けの「物流の需給と運賃の変動」をテーマにしたワークショップでは、エネルギーや食料などを生産・運搬する必要がある中で、輸送を依頼される側は「どんな荷物を優先的に運ぶのか」、依頼する側は「どれくらいならコストを負担することができるのか」などを考えるプロセスを通して、物流の重要性や需給によって運賃が上下することを体感できる。

同サービスは企業のファミリーデーや企業の事業内容・社会性などを理解してもらうためのワークショップでの実施、自社が取り組む事業の社会性の認知拡大などに活用できるという。