Google Workspaceの「Googleドキュメント」に、スマートキャンバス(Smart Canvas)機能でGmailの下書きを作成できるテンプレートが追加される。メールの下書きにGoogleドキュメントを用いることで、複数が関わってメールを作成するコラボレーションが容易になる。また、本文の推敲が必要なメールの作成にもGoogleドキュメントでじっくりと取り組める。

スマートキャンバスは、スマートチップやテンプレートといったインタラクティブな要素で、ドキュメント、スプレッドシート、スライドなどのツール、ユーザー、コンテンツ、イベントをつないだシームレスな体験を提供する。例えば、Googleドキュメントで「@today」と入力すると、その日の日付でGoogleカレンダーの会議の予定作成にリンクする日付チップがドキュメントに挿入される。

スマートキャンバスの構成要素に新たに追加されるテンプレート「Email draft」を使うことで、Googleドキュメントでメールの下書きを作成できる。宛先などはスマートチップで入力可能、「@」の後に相手の名前を入力し始めると、メニューに候補が表示されるのでその中から選択してすばやく追加できる。件名や本文を作成して送信の準備が整ったら、下書きの左横に表示されるGmailボタンをクリックすると、下書きの内容が入力されたGmailの新規メッセージ画面がポップアップする。