NECソリューションイノベータは3月1日、国際的な衛生管理の手法であるHACCP(ハサップ)に沿った食品衛生管理における作業負荷の軽減を支援する「NEC 食品衛生管理サービス for HACCP」の提供を発表した。同サービスでは、食品の加工・検査・点検を支援する「温度管理」と「衛生管理」の機能を提供する。

  • 「NEC食品衛生管理サービス for HACCP」を活用した作業イメージ

「温度管理」機能はオンプレミスで提供し、費用は個別見積となる(サーバ構築、利用ライセンス、保守、教育等が必要。クラウドサービスの提供は要相談)。「衛生管理」機能はクラウドサービスで提供し、費用は1店舗あたり月額1万3200円からとなる(計測箇所100カ所以内。別途、エッジ端末、温度センサーなどハードウェア代金と設置費用などが必要)。

「衛生管理」では、作業指示書の文字情報を音声合成で読み上げることことができる。また、音声認識技術を活用して、点検作業などの結果をハンズフリーで記録用紙に記入することも可能だ。

「温度管理」では、温度センサーから保冷設備の温度データを自動的に収集し、計測時刻とあわせて記録できる。1台の温度センサーで最大6箇所の温度を測定できるため、保冷設備ごとに温度センサーを設置する必要がないという。また、測定温度がしきい値を超えた場合、スマートフォンなどへのアラート表示や、メール通知も行える。