電通国際情報サービス(ISID)は2月3日、製造業の検証業務のプロセスおよびデータ管理を支援するSPDM(Simulation Processand Data Management)システム「i-SPiDM」の提供を発表した。

  • 「i-SPiDM」の製品構成

同システムは、ISIDが2005年から提供するCAE効率化Webフレームワーク「CAE-ONE(シーエーイー・ワン)」を検証業務ポータルとして刷新したものだ。従来からある検証業務に関連する各種データ管理、解析計算のジョブ管理機能に加え、新たに、クラウドHPC環境やPLM/PDMシステムなど、外部システムとの連携のためのコネクタを提供するほか、AI訓練用データ出力を可能にしている。

蓄積されたさまざまな検証データから抽出条件を指定し、AI訓練用データとして外部出力することが可能だ。同データを各種AIツールへ連携することにより、数値シミュレーションの代わりにニューラルネットワークなどで現象を予測するサロゲートモデルの構築も行えるという。