Samsung Electronicsは12月16日、次世代の自動運転電気自動車(EV)向けに設計された車載用メモリソリューションの幅広いラインナップの量産を開始したことを発表した。

ラインナップには、高性能インフォテインメントシステム用の256GB PCIe Gen3 NVMeボールグリッドアレイ(BGA)SSD、2GB GDDR6 DRAM、2GB DDR4 DRAM、および自動運転用の2GB GDDR6 DRAM、128GBユニバーサルフラッシュストレージ(UFS)が含まれている。

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    Samsungが新たに量産を開始した車載用メモリソリューション群 (出所:Samsung Webサイト)

自動車で用いるデータ容量の増加を受けて、自動車業界全体で大容量、高性能のSSDおよびグラフィックスDRAMの需要が高まっている。こうした背景からSamsungも2017年に車載アプリケーション向けUFSを投入して以降、車載SSDやGDDR6 DRAMなどを含めたトータルメモリソリューションを提供してきた。

また、256GB BGA SSDコントローラーとファームウェアは、パフォーマンスの最適化に向け社内で開発されており、2,100MB/秒のシーケンシャル読み取り速度と300MB /sのシーケンシャル書き込み速度を提供しているとするほか、2GB GDDR6 DRAMは、ピンあたり最大14Gbpsのデータレートを備えており、さまざまなマルチメディアアプリケーションの複雑な処理と大量の自動運転データをサポートしているとしている。

なお、同社では、近年の自動車のエレクトロニクス化はパフォーマンスとメモリ容量の要件をサーバレベルまで引き上げる事態となっており、今後もメモリソリューションのラインナップ強化により、「Server-on-Wheels」時代への移行をさらに加速するための重要な役割を果たしていくと述べるなど、車載半導体分野に注力していく姿勢を見せている。