TSMCとソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)は11月9日、TSMCが日本・熊本県に22/28nmプロセスに対応した半導体製造受託(ファウンドリ)サービスを提供する子会社「Japan Advanced Semiconductor Manufacturing(JASM)」を設立し、SSSがJASMに少数株主として参画することで合意したと発表した。
2022年より工場の建設を開始、2024年末までに生産開始を目指すとしている。月間生産能力は4万5000枚(300mmウェハ)を予定。その初期設備投資としては約70億ドル(約8000億円)を見込んでおり、日本政府からの資金援助を受ける方向で調整が進められているという。
また、SSSは契約に基づき約5億ドル(約570億円)を資本金として出資し、20％未満の株式を取得する予定だという。
なお、TSMCは2019年にデザインセンターを設立、2021年には「TSMC 3DIC研究開発センター」を茨城県つくば市に立ち上げ、TSMCが開発したChip-on-Wafer-on-Substrate(CoWoS)構造をベースに、5nmプロセス以降の実装関連技術などの開発を進めている。
