NECは9月28日、LINEを介して留守番などをしている犬や猫の状況を遠隔地からトーク形式で把握することが可能なサービス「waneco talk(ワネコ トーク)」の先行予約販売を開始すると発表した。
同サービスは、三軸加速度センサーと気圧センサーを備えた犬猫用活動量計「PLUS CYCLE(プラスサイクル)」を犬や猫の首輪につけ、収集した活動量をNECのAI技術群「NEC the WISE」により分析し、ペットの状態に基づいたメッセージが「waneco talk」のLINE公式アカウントから飼い主に届くというもの。
「waneco talk」で収集したデータは、PLUS CYCLE専用のアプリに連携される。このPLUS CYCLEは全国の1000を超える病院と連携しており、蓄積される活動データを獣医療学的知見から解析することにより、データ駆動型の予防動物医療の確立を目指すとしている。
NECは、人とペットとの暮らしにおけるさまざまなサービスをIDでつなぎ、飼い主をサポートする愛玩動物コミュニケーションプラットフォームサービス「waneco」の第一弾サービスとして「waneco talk」の社内実証を2021年4月から行っている。
2022年春には、ペット向けオンライン相談・診療システム「みるペット」と連携し、「waneco talk」でいつもと違う状態の気づきを動物病院と共有することで相談や飼育アドバイスに活用するなど、犬や猫それぞれの個性や状態に適したサービス提供を目指す。