AVILEN、ディジタルグロースアカデミア、NEC、日立アカデミー、Rejouiの5社は7月30日に、2021年9月から開始する「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル」の受験対策用テキストを共同開発すると発表した。8月下旬までに開発を完了する予定だ。

昨今のデジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の促進に伴って、企業では、データを利活用する人材やデータサイエンティストの育成が重要課題となっている。そこでデータサイエンティスト協会は、2021年9月からデータサイエンティストに必要なスキルや知識を測る目的でデータサイエンティスト検定を開始するという。

こうした流れを受けて各社は、データサイエンティストの育成を加速する目的で受験対策用テキストの共同開発を開始する。このテキストは試験範囲であるアシスタント・データサイエンティストレベルと、数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)におけるモデルカリキュラムのレベルを統合した範囲に相当するとのことだ。

データサイエンティスト協会では2015年、2017年、2019年にそれぞれ、データサイエンティストに必要なスキルや知識を定義するとともに、スキルチェックリスト・タスクリストにして公開してきた。同リストは、データサイエンス力・データエンジニアリング力・ビジネス力の3領域から構成されており、それぞれ3段階のレベルが定義されている。

  • データサイエンティストの定義とスキルのレベル