かかりつけ薬局化支援アプリ「kakari」、姉妹サービスとのアプリ連携開始

メドピアは6月3日、同社が提供するかかりつけ薬局化支援サービス「kakari」と、姉妹サービスであるかかりつけクリニック支援サービス「kakari for Clinic」のアプリ連携を開始したと発表した。

かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」が目指すサービスイメージ」

「kakari」は「患者さんに『選ばれる』を支援する」をコンセプトに開発されたアプリであり、対人業務支援機能やオンライン服薬指導支援機能などを備えている。2021年3月末時点で1600以上の薬局店舗と200以上の薬局法人に導入され、20万人以上が利用している。

「kakari for Clinic」は、地域のクリニックがかかりつけ医としての役割を果たすためのサポートを目的に開発されたアプリであり、クリニックのPR機能や、診療予約機能、チャット機能、オンライン診療機能を備えている。

今回のアプリ連携により、「kakari for Clinic」でオンライン診療を受けた患者は、「kakari」を初めて使う際にこれまで必要だった登録作業が不要となり、薬局登録やプロフィール情報などの初回登録情報を入力しなくとも、シームレスに「kakari」を利用開始できるようになる。

同社はクリニックや病院における診療から、薬局における投薬・服薬指導・服薬フォローまでを一気通貫でサポートすることを目的に、「kakari」と「kakari for Clinic」の両サービスを連携させる「医薬連携機能」の開発を進めている。5月11日には第一弾として「処方せん画像共有機能」が開始されており、今回のアプリ連携は医薬連携機能の第二弾となる。

同社は薬局と患者間だけでなく、医療機関同士の連携も「かかりつけ薬局化」支援の柱と捉え、医薬連携機能の提供を通じて薬局とクリニック・病院のかかりつけ化を支援していくとしている。