セールスフォース・ドットコムは6月1日、クラウド型の患者情報管理ソリューション「Salesforce Health Cloud(Health Cloud)」の日本市場での本格提供を開始したと発表した。

  • クラウド型の患者情報管理ソリューション「Salesforce Health Cloud」

【関連記事】
≪セールスフォース、Education Data Architectureを提供≫
≪セールスフォース・ドットコム、10億人超の消費者分析レポート日本語版≫

Health Cloudは、医療、保険、製薬、医療機器の各企業・組織のための統合されたプラットフォーム。ヘルスケアのカスタマージャーニー全体においてさまざまな角度から患者の情報を理解してサービス・情報を提供できるようになる。

また、Health Cloudのデータモデルを活用して、臨床データと顧客データを統合し、アクションにつながるインサイトを引き出すなど、ヘルスデータモデルとワークフローのカスタマイズと拡張も可能。

例えば、医療機関においては、患者一人ひとりに合わせた対応を実現しながら医療効果を向上を図るために活用する。さまざまなデバイスで患者に対応し、医療従事者、介護従事者、患者家族など、患者を中心とした関係者全体で連携することが可能となる。

EHR(電子カルテ)、治療計画、患者の好みなどのリアルワールドデータを統合することで、ペイシェントジャーニー(治療するまでの患者の行動や思考、感情などのプロセス)を可視化し、一人ひとりに合わせた治療体験を提供することができる。

同ソリューションは、年間での基本契約が必要で、提供価格は1ユーザーあたり月額3万6000円からとなっている。