ANAホールディングスは、非航空分野の事業拡大を目指し、事業を再編しプラットフォーム事業会社「ANA X」と地域創生事業会社「ANAあきんど」が4月1日より"マイルで生活できる世界"をコンセプトに新たなスタートを切ることを発表している。

2022年度に予定している「ANAスーパーアプリ」を基点にマイルの決済機能を広げ、不動産や金融までをも視野に入れた"マイルで生活できる"デジタル市場の創出を狙う。ANAあきんどは国内33支店に約120名を配置、"地域でともに暮らすANAグループコンシェルジュ"として人の移動、地域素材の発掘や開発、販売支援などグループのアセットを活用することで、地域の課題解決をもカバーする枠組みとなる。

  • "マイルで生活できる世界"イメージ(同社資料より)

    "マイルで生活できる世界"イメージ(同社資料より)

Youtubeなど動画コンテンツの浸透により、自然が色濃く残る国内の景色や名所、オンラインではたどり着けない商品や食べ物を目にする機会が増大している。国内の知らない魅力が山ほどあることを思い知らされるが、最速で目的地に到着できる航空会社ポイントのシームレスな広がりは地方創生に大きく寄与しそうだ。