野村総合研究所(NRI)は12月2日、企業のデジタル化推進に必要な組織能力を網羅的に診断・ベンチマークするサービス「DiMaC(ディマック:Digital Management & Capability assessment)」を提供を開始すると発表した。新サービスでは、同業種・同売上規模の企業や先進企業群などと比較することで、自社のポジションを把握できるとしている。

  • DiMaCの提供価値

具体的には、デジタル化推進に必要な組織能力の現状を網羅的に診断し、ベンチマークによって自社のポジションを可視化した上で、デジタル化を推進するための課題と対策を洗い出す。

  • 診断項目

また、同サービスは、同社がこれまで多くの企業に対するデジタル化推進を支援してきたという経験と、そこで得た知見を元に、独自に作成した診断項目を用いてVision/Governance/Capabilityそれぞれのレベルを診断する。

これらの診断項目は、国内外の著名なフレームワークを解釈した上で策定しているとのこと。

  • レポートのイメージ

また、金融、機械製造、素材・他製造業、建設、流通、運輸・通信・インフラ、情報サービス、その他サービス業など幅広い業種データを保有しているといい、同業種や売上規模が近い企業、先進企業群との比較も可能としている。

  • サービスの進め方

診断結果から各企業で異なるデジタル化推進の課題を分析し、実効的な対策を提示するといい、通常は約1~2か月でインタビューから課題分析、対策整理までを実施するとのこと。診断対象となる企業・部門について、事前にインタビューで現状を把握した上で診断を実施し、課題を分析した上で、今後の方向性を整理するとのことだ。