米Amazon Web Servicesは11月30日(米国時間)、年次イベント「AWS re:Invent」において、Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)向けのMac インスタンスを発表した。このEC2 Macインスタンスは、Mac miniコンピュータをベースに開発され、オンデマンドのmacOSワークロードを初めてAWSクラウド環境で実行可能にするもの。

EC2 Macインスタンスは、第8世代3.2GHz(4.6GHzターボ)Core i7プロセッサ、6個の物理/12個の論理コア、32GiBメモリを搭載したMac miniコンピュータとThunderbolt 3接続を通じ、最大10GbpsのVPCネットワーク帯域幅と18GbpsのEBSストレージ帯域幅を提供するAWS Nitro Systemの組み合わせによって、実現している。

EC2 Macインスタンスは他のAmazon EC2インスタンスと同様、Amazon VPCネットワーキングやAmazon EBSストレージを使用し、完全統合型のマネージド演算インスタンスとしてMac miniコンピュータを提供できる。

EC2 Macインスタンスは現在、米国東部(バージニア州北部)、米国東部(オハイオ州)、米国西部(オレゴン州)、欧州(アイルランド)、アジアパシフィック(シンガポール)の各リージョンで提供開始し、その他のリージョンは順次対応する予定。