NTTデータ東北と福島県郡山市は7月27日、要介護認定事務のAI導入に向けた実証実験に関する最終報告会を開催したと発表した。

同実証では、認定調査票の各調査項目の調査結果（基本調査）と、結果の根拠となっている調査票の記述内容（特記事項）をAIに学習させ、各調査票の調査内容で矛盾が生じていないかなどの整合性確認をAIにより実施し、精度検証を行った。

その結果、AI精度の分析の中では学習データを追加するなど、追加検証を重ねることでAI精度の向上を実現することができ、本格導入に向けて一定の効果を確認することができたという。

  • AI効果イメージ

このAIを要介護認定事務に適用することで、人手によるチェック作業の効率化や、チェック漏れによる誤認定の防止につながるとともに、想定される業務改善の効果は最大70%の人的コストの削減が期待できる見込みだとしている。