NTTデータ グローバルソリューションズ(以下、NTTデータGSL)は6月24日、「SAP C/4HANA」の本格提供を7月1日から開始することを発表した。

「SAP C/4HANA」は、ドイツ・SAP社が提供するCRMやEコマースの業務と顧客接点を支援するソフトウェア。マーケティングやSFA、見積・契約をはじめとする営業プロセス全般ならびに商品情報を統合管理でき、顧客企業のマーケティング業務や営業を支援するための機能を有している。

SAP社は2018年6月にブランド名を「SAP C/4HANA」に変更。企業のバックエンド業務を支援するERP製品「SAP S/4HANA」と対になり、フロントエンド業務を支援するソフトウェアとして位置付けられ、顧客の経験価値向上を支援することを目的とし、「SAP Sales Cloud」「SAP Service Cloud」「SAP Commerce Cloud」のモジュールを中心にサービスを提供するという。

なお、同社はすでに4月より、専門部署としてCX Solution室を新設し、グローバル展開をするメーカーや商社等をターゲットに営業活動の準備を開始しているということだ。