NTT東日本とクラスメソッドは、両社が共同出資を行い、クラウド導入支援事業を行う新会社として「ネクストモード株式会社」を7月1日に設立すると発表しているが、6月8日、新会社の企業コンセプトおよび新サービスについての発表会をオンラインで開催した。

  • 左から順にNTT東日本代表取締役副社長 澁谷直樹氏、ネクストモード代表取締役社長 里見宗律氏、クラスメソッド代表取締役 横田聡氏

クラスメソッドは、企業のデジタル化支援(クラウド化、顧客体験、データ分析)や、インフラの設計構築、システムの企画開発などの事業を展開。クラウドやモバイル、IoT、AIを全方位で提供している。一方で、「事業課題を解決したい」「コスト削減したい」「セキュリティリスクを抑えたい」といった要望の顧客に対しては、提供する価値とのギャップが生じていたという。

クラスメソッド代表取締役の横田聡氏は「当社が強いのはアーリーアダプター向け。しかし、クラウド化したい企業のニーズはだんだんマジョリティのフェーズに入ってきている。クラウド導入するにあたって、丁寧な説明や導入後のサポートが必須で、この部分は弱いと思っている。ネクストモードという会社を活用して、企業のデジタル化の推進に役立ちたい」と協業の経緯を語った。

  • クラスメソッド代表取締役 横田聡氏

今回設立するネクストモードは、さまざまなクラウド技術や製品を組み合わせて、企業の働き方の当たり前を変えていくことを目標に掲げている。2020年7月1日からネクストモード代表取締役社長に就任する里見宗律氏(現 NTT東日本 ビジネス開発本部 第一部門 クラウドサービス担当 担当部長)は「クラウドで新しい働き方を浸透させることをミッションとして、NTT東日本のネットワーク力とクラスメソッドのクラウド活用力を掛け合わせて、少し先の未来をお客様に提供していきたい」と述べた。

  • ネクストモード代表取締役社長に就任予定の里見宗律氏

具体的に、ネクストモードは主に3つの業務を行いサービスを提供する。

  • クラウドSI構築

1つ目はスピードと柔軟性を重視したクラウドSI構築。クラウドの構築はオンプレミスとは異なり物理作業から解放されるため、オンプレミスだと数カ月かかるところを、数週間で構築できるという。

横田氏は、クラウドだとサーバーが起動しているときのみ課金されるため、昨今の新型コロナウイルスの影響で、サーバーを止める機会が増えても、無駄な費用はかからず、サーバーのオンオフが容易で、業務量に応じて自由にサーバーを増やすことができるので、コスト削減につながるとした。

  • クラウド保守・運用

2つ目はクラウド保守運用。電話1本でクラウド環境の変更を代行することが可能だという。

  • クラウドへの最適なネットワーク環境

3つ目は、クラウドに最適なネットワークの提供。横田氏は、クラウドとネットワークを一括で提供できるのが新会社の差別化ポイントだとした。

ネクストモードは、従業員約30人程度でスタートし、「新しい働き方」の先駆者となるため、全従業員は原則テレワークの勤務形態をとるという。横田氏は、2025年に売上160億円を目指すとした。

なお、社名の「ネスクトモード」は、効率化や安定性を重視するMODE1から、柔軟性や俊敏性を求めるMODE2へ顧客と共に考え、歩んでいく会社という意味が込められているという。