司法関連の情報サイトLegalSearch.jpやeディスカバリ、フォレンジック、VDRなどのサービスを手掛けるリーガルテックは10日、裁判に関わる機密情報をクラウド上でセキュアに共有できるシステム「AOSデータルーム 法務」の提供を開始した。

「AOSデータルーム 法務」は、機密情報共有クラウドサービス(VDR)「AOSデータルーム」を社外の弁護士、社内法務部門など裁判資料の共有が必要な相手と機密情報の共有管理するためにカスタマイズしたもの。

クラウド上に設置した仮想的なVDR(Virtual Data Room)は、社内外での重要電子資料のやりとりを円滑に行うために、パスワードや権限やログ管理、透かし機能やアップロード/ダウンロードなどポリシーに従ったセキュアなやりとりをブラウザで行えるデータルームになる。サービスを利用することで、ユーザーIDと保護されたパスワードにより強固に守られた「オンライン貸金庫」、共有ファイルにコメントや仕分けタグを付けられる「コメント・タグ」機能、ドキュメント及びフォルダ単位で権限管理できる「ユーザー権限管理」などを活用し業務の効率化を図ることができる。OCRで自動的にテキストに変換できる機能によるペーパレス化も可能だ。

AOSテクノロジーズの100%子会社として2012年に設立された同社は、司法周辺業務のサービスを提供し続けている。同社でぇあ、未来投資戦略2018での裁判手続等のIT化の推進"決定をサービス提供の背景に挙げている。