富士通は7月17日、eコマース構築ソリューション「FUJITSU Business Application SNAPEC(フジツウ ビジネスアプリケーション スナップイーシー)シリーズ」(SNAPECシリーズ)の新商品として、必要に応じて必要な量の商品・サービスを提供するサブスクリプション型ビジネスに対応するSaaS型サービス「SNAPEC-PF S1/Platform」の販売を開始した。

新サービスは、サブスクリプション型ビジネスを受注から請求までワンストップでサポートする機能を備え、レンタルリース販売を行う業種全般において、サブスクリプションでの商品販売やサービス提供を実現。

同社では、新サービスとそのほかのSNAPECシリーズの商品や、eコマースに関するコンサルティングサービスなどの従来商品を組み合わせることで、事業者に最適なeコマースソリューションを提供していくという。

  • サービスのイメージ

    サービスのイメージ

主な特徴として「受注から契約、請求まで一連の業務をサポート」「利用者ニーズに合った柔軟な料金設定」「SNAPECシリーズとの連携」の3点を挙げている。

業務サポートについては、サブスクリプション型ビジネスにおける受注から契約、請求まで一連の業務をワンストップでサポート。見積もりや申し込み、状況照会などの手続きをECサイト上でサービス利用者自らが処理できることで、迅速なサービス提供が可能となるほか、サービス事業者の業務負荷を軽減できるという。

柔軟な料金設定に関しては月額、年額、初月無料、後払いなどのさまざまな支払い方法に対応し、サービス事業者はサービス利用者のニーズに応えた柔軟な料金設定を可能としている。

SNAPECシリーズとの連携では、在庫や出荷管理が必要となる物販商品にも対応したECサイトを構築する「SNAPEC-EX」や、商品レコメンドや商品検索などEC業務を強化する「SNAPEC-FORCE」などの従来商品と組み合わせることで、eコマース基盤としての機能を向上させ、リアル店舗などの情報も活用したオムニチャネル対応や物販商品のサブスクリプションにも対応することができるという。

今後、キャリア決済やQRコード決済などの多様な決済手段に対応する機能や、ECサイト画面を編集するコンテンツ管理機能の強化を予定。価格は、いずれも税別で初期費用が1000万円~、月額50万円~、2021年度末までに売り上げ10億円を目指す。