ホシデンと京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は5月14日、グローバルIoTネットワーク「Sigfox」を活用した、物流用パレットの位置管理の実証実験を開始したことを発表した。

  • 実証実験で使用する物流用パレット(イメージ)

    実証実験で使用する物流用パレット(イメージ)

Sigfoxネットワークは、IoTに特化して開発・普及が進んでいるLPWAネットワークのひとつで、低価格・低消費電力・長距離伝送を特長としている。

今回の実証実験では、オムロン住倉ロジスティック(以下 OSLC)の協力を受け、OSLCが管理する物流用パレットにSigfoxモジュールを搭載した通信デバイスを装着し、1時間ごとにパレットの位置情報を取得する。

OSLCの拠点ごとの保管枚数や輸送中の経路・日時等の管理を行うことにより、パレットの位置管理手法を確立させ、パレットの紛失防止を目指すということだ。

各社の役割は、ホシデンがパレットに取り付けるSigfoxセンサデバイスの開発提供、 KCCSがSigfoxネットワークの提供、クラウドサービスの提供、OSLCが物流拠点やパレット等実験フィールドの提供、データの検証・評価、運用面での効果確認——となっている。