クラウディアンは6月5日、SDS(ソフトウェア デファインド ストレージ)製品「CLOUDIAN HyperStore」の自動階層化先に、Googleが提供するクラウドサービス「 Google Cloud Platform(以下、GCP」が加わり、オンプレミス設置のCLOUDIAN HyperStoreストレージとGCPのクラウドストレージサービスを連携させるハイブリッドクラウドとして活用できると発表した。

CLOUDIAN HyperStoreによるハイブリッドクラウド

CLOUDIAN HyperStoreの自動階層化機能は、期間等のポリシーに基づき、ファイルを格納するバケット単位でGCPのクラウドストレージサービスにファイルを転送できるもの。

これにより、利用頻度の多いデータはオンプレミスから読み出し、頻度の少ないファイルはGCPに保存することによる読み出し性能向上、長期保存ファイルをGCPに転送してアーカイブ、オンプレミスとGCPのストレージを共通の名前空間で統合管理し全体格納容量拡張、オンプレミスに保存するデータをGCPに転送することによるデータの分散保管などの用途で活用できるという。

同社では、CLOUDIAN HyperStoreの自動階層化機能により、共通のアプリケーションを使い、同じ操作環境でありながら、データの種類と目的に応じてオンプレミスのストレージとクラウドのストレージサービスを使い分けることや、災害復旧(DR)や事業継続(BC)に対する信頼性を高めるため、クラウドをオンプレミスのバックアップやアーカイブ先に使うといったハイブリッドクラウドをシンプルに構築し、運用できるとしている。