電通と同社の100%子会社となる電通デジタルは4月20日、Viibar(ビーバー)に出資し、デジタルマーケティング領域における動画制作の推進に関して資本業務提携することで合意したと発表した。

Viibarは、2013年に創業のベンチャー企業で、自社開発の動画制作支援ツールと3000人超のプロクリエーターネットワークを生かし、顧客約600社のデジタル動画マーケティングを支援してきた。

今回の資本業務提携により、電通はViibarが4月に実施する第三者割当増資を引き受ける予定。2017年1月に電通デジタル・ホールディングスが運用する「電通デジタル投資事業有限責任組合(電通デジタル・ファンド)」がViibarの第三者割当増資を引き受けているため、本件は電通グループとしての追加出資となる。

今後は、動画制作の進行管理をWeb上で行えるViibar独自の管理ツールを、電通グループ各社のクリエーティブ関連部門に導入し、動画制作業務の効率化と改善を図るほか、将来的には、業界全体での効率的な制作環境の構築を目指す。

また、電通デジタル内に専用デスクを設置し、独自のデジタル動画制作体制を構築する。併せて、電通グループとViibarでデジタル動画を活用したマーケティングに関する知見・ノウハウの蓄積と広告主向けのマーケティング支援活動を推進していく予定だ。