みずほ銀行と日本IBM」は2月26日、IBM Watsonを生かした取り組みを協働して開始していくと発表した。具体的には、IBM東京基礎研究所が開発した共通ロボティクス基盤を活用し、ロボットを使用したサービス提供を実用化する。

同銀行は2015年2月よりみずほ銀行コールセンターでIBM Watsonを活用している。

共通ロボティクス基盤とは、人とロボットなどの対話やロボット同士の連携をIBM Watsonなどの外部サービスを使いながら動作制御・管理を担う共通基盤ソフトウェア。

この基盤を通じ。IBM Watsonと連携したロボットは、音声認識、画像認識、自然言語解析、感情洞察などのコグニティブなアプリケーションを活用することが可能になる。

みずほ銀行は、ロボットの銀行業務応対の高度化に向け、5月より、日本 IBM の共通ロボティクス基盤と連携したソフトバンクロボティクスが提供する人型ロボット「Pepper」を支店に配置し、宝くじに関する照会応対を開始する予定。

Pepperと連携したIBM Watsonが、みずほ銀行のホームページなどにある最新情報を自動解析し、自発的にその場に適した案内を行うことで、店頭サービスにおける新たなおもてなしの実現を目指す。

Pepper