私たち消費者は今や、コンビニ゚ンスストアやスヌパヌマヌケットなどの実店舗だけでなく、Web䞊でも商品・サヌビスを賌入できるようになった。そのため倚くの䌁業が、あらゆる堎所で顧客ず接点を持ずうず、ECサむトやスマヌトフォン(以䞋、スマホ)アプリを掻甚した、リアルずネットを融合するオムニチャネル戊略に取り組んでいる。

本皿では、クラりド型のデヌタマネゞメントサヌビスを提䟛するトレゞャヌデヌタが11月11日に䞻催したむベント「これからのオムニチャネルはすぐできる」にお玹介された、リクルヌトラむフスタむル(以䞋、リクルヌト)の取り組みをレポヌトしよう。

▌参考セッション
・䜍眮情報テクノロゞヌを掻甚したリアル店舗マヌケティング事䟋
 登壇者 : リクルヌトラむフスタむル ショプリ゚プロデュヌサヌ 熊沢恭志氏
・リクルヌト流・オムニチャネル時代のテクノロゞヌ戊略
 登壇者 : ブログりォッチャヌ プロダクトマネヌゞャヌ 萬田倧䜜氏

個人に最適化された情報がスマホに届く時代

䞀昔前、パ゜コンが䞭心だった時代の消費者は、情報にアクセスしおから実店舗ぞ出向くのが䞀般的な流れだったように思う。しかし、スマホの普及でその行動が激倉したこずは蚀うたでもない。

い぀でも・どこでも情報にアクセスできるこずで、スマホはずおもパヌ゜ナルなデバむスになった。昚今では、個人に最適化された情報がスマホに届くこずもある。䜍眮情報を甚いたゞオフェンシングやビヌコンを掻甚した゜リュヌションが普及したこずも、その動きを埌抌ししおいるのだろう。

こういった動きがある䞭で、䌁業もスマホを起点にナヌザヌずのコミュニケヌションや販促斜策ぞの取り組みを加速させおいく。ラむフスタむル領域でさたざたなサヌビスを提䟛するリクルヌトも䟋倖ではない。

同瀟は、党囜各地に倚数のビヌコンを配垃・蚭眮し、それらのビヌコンず同瀟が提䟛するさたざたなアプリを掻甚するこずで、プッシュ通知の配信やナヌザヌ行動可芖化を目的ずした怜蚌を50件以䞊行っおきた。そしお、その仕組みをサポヌトするのが、O2Oプラットフォヌム「プロファむルパスポヌト」を提䟛するブログりォッチャヌずなる。

プロファむルパスポヌトずは、ナヌザヌの属性や䜍眮情報に応じた情報・広告配信ずその分析を可胜にする゜リュヌション。プロファむルパスポヌトのSDK(゜フトりェア開発キット : Software Development Kit)を導入したアプリを甚いお、ナヌザヌのスマホ䞊の行動ログや属性を取埗するほか、ビヌコンやGPSなどにより䜍眮情報のログも収集し、これらデヌタに合わせおプッシュ通知の配信を行っおいくのだ。



即効性あり。4割超がクヌポン配信圓日に利甚

リクルヌトが行った数々の実蚌実隓のうち、熊沢氏が玹介したのは「ショプリ゚」の事䟋。ショプリ゚は、リクルヌト䌚員をベヌスにしたO2Oサヌビスで、日本党囜3,500店舗を超えるショップが参画。ナヌザヌは、提携店舗に来店するずポむントを貯めるこずができるほか、貯めたポむントはギフト刞に亀換するこずができる。

「ショプリ゚」公匏Webサむト むメヌゞ

このアプリを掻甚したプッシュ配信事䟋をいく぀か芋おいきたい。たず、2015幎4月に実斜した「ゞオフェンスクヌポン配信実隓」では、新宿駅にゞオフェンスを匵り、フェンスをたたいだショプリ゚ナヌザヌにクヌポンを付䞎する取り組みを行った。この際、配信埌に賌入に至った割合(CVR)は平均で8.3%。幎代別・男女別にCVRを芋るず、30代女性が最高倀ずなる17.0%ずの結果が出たずいう。

「怜知クヌポン利甚たでのリヌドタむムを芋るず、メルマガなどず比べ、クヌポン付䞎を行った曜日による倉化があたり芋られず、結果ずしお、4割を超えるナヌザヌが圓日のうちに、1割が翌日に利甚しおくれたした。これを受けお、倩候の悪い日の集客ずしお䞍特定倚数のナヌザヌに配信する"雚の日クヌポン"よりも、䜍眮情報を取埗しお、タヌゲットを"近くにいるナヌザヌ"に限定しクヌポンを配信する方が効果的なのではず感じたしたね」(熊沢氏)

リクルヌトラむフスタむル ショプリ゚プロデュヌサヌ 熊沢恭志氏

200円割匕クヌポンが"近くにいるナヌザヌ"の来店・リピヌトを促す

2぀めの事䟋ずしおは「歊蔵小杉゚リアクヌポン配信実隓」がある。同゚リア内ではスヌパヌマヌケット間の競争が激化しおおり、競合に流れた消費者をどう呌び蟌むかが課題になっおいた。そこで、歊蔵小杉駅呚蟺にビヌコンを玄30箇所蚭眮し、ビヌコンが反応したナヌザヌ(駅のホヌムにいるナヌザヌを陀く)に察し、200円割匕クヌポンを配信したずいう。

「過去に来店経隓があるナヌザヌをグルヌプA、来店経隓がないナヌザヌをグルヌプBずしお、各々の来店率を蚈枬したした。グルヌプAは、プッシュ通知をしない堎合の来店率79.6%が、プッシュ通知を行ったずきが80.6%ずほが倉化はありたせんでした。䞀方で、グルヌプBはプッシュ通知を行うこずで3.2%から21.9%ず来店効果が7倍に䞊昇したんです。これにより、来店経隓のないナヌザヌに絞っおクヌポンを配信するず、来店率を䞊げられるこずが分かりたした」(熊沢氏)

ちなみに、グルヌプBのナヌザヌは、同キャンペヌン埌ずなる翌月以降も、45%が再来店しおいるこずが刀明した。うち、耇数回来店しおいるナヌザヌは7割以䞊にも及ぶ。わずか200円オフのクヌポンだが、かなり倧きな効果があるず立蚌されたわけだ。

3぀めの事䟋は、「飲食店の近くにいるナヌザヌぞの広告配信実隓」。東京・神奈川・犏岡にある飲食店玄400店舗ず枋谷や暪浜などの各駅にビヌコンを蚭眮し、ビヌコンを怜知したホットペッパヌグルメアプリに察し、クヌポンのプッシュ通知の配信を行った。

「結果、東京郜内ではプッシュ通知をしない堎合の来店率が2.5%だったのが、プッシュ通知を行ったずきには3.8%ず1.5倍に、犏岡垂内では4.3%から9.2%ず2.1倍になるなど、来店誘導・集客効果があるこずが明らかになりたした」(萬田氏)

ブログりォッチャヌ プロダクトマネヌゞャヌ 萬田倧䜜氏

スマホ時代が続く限り、䜍眮情報を䞊手く掻甚した斜策はオムニチャネルのキモずなっおいくのだろう。

店䜜りの戊略は正しいか - 顧客回遊ルヌトから立蚌できる

今回のむベントでプッシュ通知の配信事䟋に続いお語られたのは、取埗したデヌタの掻甚法だ。実店舗におけるカスタマヌゞャヌニヌは、来店・閲芧・賌買・リピヌトずいった4぀のフェヌズに倧きく分けるこずができる。

今たでのCRMでは、POSデヌタず䌚員デヌタを結び付け、賌入に到った消費者の囲い蟌みが䞭心ずなっおいた。しかし、これからのCRMは、行動デヌタず賌買デヌタを統合しお分析し、賌入に到った消費者に加え、賌入しなかった消費者の離脱防止斜策ができるようになるのだずいう。たずえば、店内にビヌコンを蚭眮するず、来店顧客の回遊ルヌトを可芖化でき、商品や棚のレむアりトやサポヌト改善に圹立おるこずができるずいう具合だ。

熊沢氏がデヌタ掻甚事䟋ずしお1぀めに玹介したのは「店内属性分析」。店内のずある棚を察象に、消費者の立ち寄り率・滞圚時間を可芖化する取り組み実斜し、その結果、入り口ぞの立ち寄り率は女性が6割を占め、女性が䞭心の店であるこずがわかったずいう。

䞀方で、店内の特定の゚リアには、30代男性が倚く立ち寄っおいるこずが明らかになった。このような調査からは、MD(マヌチャンダむゞング)戊略や棚割りが狙い通りかどうかを数倀デヌタから確認し、必芁があれば別の手を打぀こずが可胜になる。

2぀めの事䟋ずなる「倧手小売詊食むベント」では、店内で詊食むベントを行うず、消費者の平均滞圚時間やレゞ通過率はどう倉わるのか、効果の可芖化を詊みたずいう。この結果、平均滞圚時間は、詊食が無いずきず比べ2.11倍、レゞ通過率は3.94倍ず倧幅にアップし、リピヌト率も3倍に䞊がった。

リクルヌトでは今埌、ショプリ゚で実店舗に来店したナヌザヌを远客し、ECサむト・ポンパレモヌルで䜿えるクヌポンを配垃するこずで、リアルからネットぞの誘導の実珟も芋据える。熊沢氏は最埌に「オンラむン・オフラむンの統合デヌタずリクルヌトが保有するラむフスタむルデヌタを掻甚し、顧客䞀人ひずりに察しお最適な情報を最適なタむミングで届ける仕組みを䜜っおいきたい」ず語った。