オプトベンチャーズは9月3日、2015年8月19日に1次募集を締め切ったオプトベンチャーズ1号ファンドにおいて、経理業務のアウトソーシングサービス「メリービズ」を運営するメリービズへ出資したことを発表した。

メリービズは、税理士事務所および中小企業に対し、レシート・領収書を郵送することによって、会計情報をデータ化するサービス「メリービズ」を展開しており、クラウドソーシングと自動画像解析技術を組み合わせて会計情報をデータ化することによって、対象企業の課題解決を図っている。

今回の出資により、メリービズはオプトベンチャーズの基盤となる人材の採用やマーケティングの強化、メリービズサービスの価値向上を図り、一層の成長を目指すとしている。併せて、「メリービズ」により集積する会計ビッグデータを活用し、Fintech領域に進出するための足掛かりを構築していく予定となっている。

なお、オプトベンチャーズは、「インターネット技術で日本の社会問題を解決する」ことを投資テーマとして掲げ、主に、「シェアリングエコノミー」、「ダイレクトトレーディング」、「ディスラプティブテクノロジー」の3つのセグメントに属するベンチャー企業への投資を推進しているという。今回のメリービズ社は「シェアリングエコノミー」に属すると、同社では考えている。