FutureOneは9月12日、ディサークルとグループウェア/ワークフローを中心としたパッケージソフトウェア「POWER EGG」の販売について9月1日付で提携、取り扱いを開始したと発表した。基幹業務ソフトウェア「FUTUREONE」シリーズの周辺ソリューションを強化するのが目的だという。

FUTUREONEシリーズは、ERP・基幹業務システムを中心としたソリューションブランド。中堅企業向けの「FUTUREONE ERP」と、中堅中小企業向け基幹業務システム「FUTUREONEHyb」をラインアップしている。タイムリーな業績管理やリアルタイムでの経営情報を引き出す経営情報基盤として、業種別テンプレートを備えており、さまざまな業種の企業1200社以上が採用している。

今回、FUTUREONEシリーズの周辺ソリューションとなるPOWER EGGは、グループウェアやワークフローの機能をはじめ、ファイル管理、Webデータベースといった国産の情報基盤システムであり、統制強化と業務効率向上の両立を図る上場企業や中堅企業向けにサービスを提供している。

各社員が行うべき仕事の情報を表示することで「行動」を促すプッシュ型の「情報ポータル」や組織に応じた柔軟な「情報共有基盤」を構築できることが特長。また、必要な機能を選んで導入することもでき、外部システムとの連携性も高い統合ITソリューションとして2014年7月末までに1120を超える企業や金融機関・自治体に対し、約29万5000ライセンスの販売実績を重ねている。

FUTUREONEシリーズとPOWER EGGを連携することで、リスク情報に対して組織的かつ迅速な対応が可能となる。例えばFUTUREONEにある入金遅延情報、余剰在庫情報などのリスク情報が、担当者に対してPOWER EGGの個人ポータルやモバイルデバイスを通じてタイムリーにPUSH配信される。また、販売、購買などの基幹システムや総務、経理、人事業務で必要になる申請・決裁処理がPOWER EGGでワンストップ化され、統制強化やスピード決裁を促す。さらに条件分岐やグループ承認といった多彩な申請・決裁ルートにも標準機能で対応する。