日本マイクロソフトは9月4日、9月10日(金)に配布予定のWindows向けの月例セキュリティリリースを事前公開した。配布予定の更新ファイルは、緊急が1件と重要が3件となる。

緊急は、Internet Explorerの脆弱性を対処するもので、影響を受けるバージョンはIE6~11。現在マイクロソフトがサポートするすべてのOSが更新の対象となる。更新後は再起動が必要だ。

重要の内訳は、サービス拒否が2件、特権の拒否が1件となる。また「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の最新版も配信される。

なお、先月の月例更新では「マイクロソフト、8月の月例アップデートに問題 - OS再起動に失敗も」といった問題が発生しており、8月28には「マイクロソフト、起動失敗問題に対処する新たな更新プログラムを緊急公開」が公開されている。

ただ、問題が生じた更新プログラムのうち、3つについては新たな更新プログラムが公開されていないほか、対処された更新プログラムについても動作上の問題が残っていることから、今月の更新で新たなプログラムが公開される可能性があるとみられる。

今月の更新一覧