LINEは7月7日、LINEへの不正ログインが多発している問題への対策として、PC版のLINEにおいて初回ログイン時に4桁の「認証番号」をスマートフォン版LINEに入力する手順を加えたと発表した。

今回導入された手順では、PC版LINEのログイン画面でメールアドレス・パスワードを入力した後、本人確認用の4桁の認証番号が表示される。スマートフォン版LINEには認証番号入力画面が表示されるので、3分以内にここに認証番号を入力することで、認証が完了する。

これにより、メールアドレスとパスワードが分かっても、そのアカウントでLINEにログインしているスマートフォンが手元に無ければ、PCからLINEへのログインが不可能になる。

また、自分でPC版LINEを操作していないのにスマートフォンに認証番号入力画面が表示された場合は、他の場所で自分のアカウントへの不正ログインが試みられている恐れがあることになる。

なお、スマートフォン版LINEの設定で「他端末ログイン」をオフにすれば、PC版LINEからのログインを不可にすることができる。

ただし、他のスマートフォンからのログインは可能なため、同社では不正ログイン被害防止のために他のサービスと違うパスワードに変更するようユーザーに呼びかけている。