米EMCは4月9日、EMCの協賛でIDCが実施したデジタル ユニバースの第7回目の調査である「The Digital Universe of Opportunities: Rich Data and the IncreasingValue of the Internet of Things」の結果を発表した。

この調査は、1年に生成されるデータ量を数値化し予測する調査であり、地球上で生成されるデータ全体の世界を「デジタルユニバース」と呼んでいるという。

調査によると、世界中のデータ量の飛躍的な増加において、「ワイヤレステクノロジー」、「スマートプロダクト」、「ソフトウェアで定義されたビジネス(Software-Defined Business)」が中心的な役割を果たしていることが分かった。この「モノのインターネット(Internet of Things)」を1つの要因として、デジタル ユニバースは2年ごとに規模が倍増しており、2013年から2020年の間で4兆4000億ギガバイトから44兆ギガバイトへと10倍の規模に拡大すると考えられている。

また、インターネットへ接続される可能性があるモノの数は現在2000億個を超えており、このうち7%(140億個)がすでにインターネットに接続し、通信されているという。これらインターネットへ接続されたデバイスがやり取りするデータ量は、現在の世界のデータ量の2%を占めている。IDCでは、2020年までにインターネットに接続するデバイスの数は320億個に増加し、そのデータ量は世界のデータ量の10%を占めると予想している。