リンクは2013年5月21日、クレジットカード会社向けにセキュリティ基準PCI DSSへの準拠を支援するクラウドサービス「PCI DSS Ready Cloud」の提供を開始した。

最近では、スマートフォンをクレジットカード決済端末として利用することで、個人商店やイベント主催者がクレジットカード加盟店になれるなど、クレジットカードの取り扱いはますます増加しつつある。

その一方で、個人情報の中でも最も重要度の高いクレジットカードデータを扱うシステムは、PCI DSSの準拠など厳しいセキュリティ基準を準拠することが求められ、導入のコストや手間のために二の足を踏む事業者も少なくない。

PCI DSSに準拠するために必要なシステム構成の例

PCI DSSに完全準拠するための12の要件

リンクが提供する新しいサービスは、カード決済代行事業者、カード会社、ECサイトなどの加盟店、そのほかPCI DSS に準ずるセキュリティが要求される企業に対し、迅速、容易かつ低コストでPCI DSSへの準拠を実現するものである。

PCI DSSに準拠したクラウド事業者は数多いが、サービスを利用するだけでPCI DSSに準拠できるわけではなく、多くのユーザー企業が自らシステム投資を行う必要がある。リンクによれば、PCI DSS Ready Cloudは、ユーザ企業がPCI DSS に準拠するために必要なリソースのすべてをクラウド上で提供する初めてのPaaSであるという。一般的にPCI DSSへ準拠するためには1,000万円以上の初期投資が必要とされているが、PCI DSS Ready Cloudは180万円から導入が可能である。