NTTソフトウェアは、NTTコミュニケーションズが提供するパブリッククラウドサービス「Bizホスティング Cloudn(以下、Cloudn)」の環境に、顧客専用の閉域空間(仮想的なプライベートクラウド相当)をつくり、顧客の社内環境とインターネットVPNでつなぐ「クラウド利用者支援サービス(スターターパック)」の提供を5月8日より開始すると発表した。

Cloudnを利用したプライベートなクラウド利用のイメージ

本サービスは、NTTコミュニケーションズの提供するパブリッククラウドサービスを利用し、インターネットVPNで接続することにより、パブリッククラウド上にプライベート環境を作り、さらに環境を24時間自動監視し異常時に通知する。

スターターパックでは「利用者のネットワークとCloudnをインターネットVPN接続」、「Cloudn上にファイルサーバを構築し、利用者はデータを格納」、「上記のサーバの状態とリソース類を監視するサーバを構築し、異常を発見した場合、管理者宛てにアラームメールを自動通知」等について問い合わせに対応し、運用を支援する。

これまでのクラウド活用にあたっては、技術的な専門知識やシステム運用の稼働が必要だったが、同サービスは、初期構築から運用までをパック化することにより、IT専門家やIT部門を有しない企業でも導入を容易化。また、コストパフォーマンスの高いCloudnのメリットを活かして導入を推進するため、初期費用にはルータ費用を含め、運用月額も手頃な価格とした。提供価格は、初期費用が接続用のルータを含む12万5,000円から、月額2万5,000円から。