NTTソフトウェアは4月23日、米WatchDox社のドキュメント・セキュリティ製品「WatchDox」の国内販売を開始した。

WatchDoxは、クラウドを利用して電子ファイルのアクセスをコントロールし、情報漏えいを防止する製品。例えば関係者以外の第三者に対して、閲覧できる人を限定したり、印刷や転送などを制限したりすることができる。ドキュメント自体にアクセスコントロールをかけるため、どこに持ち出しても電子ファイルへのアクセスに制限をかけられるほか、ファイルに対する操作は全て記録されるため、管理方法をチェックすることもできるという。

また、閲覧期間を設定し、一定期間後はドキュメントを閲覧できないようにする機能も備えている。この機能は、ドキュメントが第三者のPCに保存され、インターネットに繋がっていない状態でも有効となる。

のWachDoxの利用イメージ

主な対応ファイル形式は、Microsoft Word、Excel、PowerPoint、Adobe PDF Documents、およびイメージファイル(JPG / GIF / PNG / BMP / TIFF)で、その他のファイル形式も順次対応予定となっている。

同製品の標準価格は、社員100名の場合で年額120万円~。課金対象は情報発信社で、情報閲覧のみのユーザーは無料で利用できる。5月中旬には日本語版もリリースされる予定で、同社は今後3年間で5億円の売上を目指すとしている。