関西電力は5月25日、北陸電力および四国電力から、地域間連系線を通じて中部電力と協力して電力を受電することで、北陸電力・四国電力の調整力を確保し両エリアの風力発電を拡大する取り組みに協力すると発表した。

関西電力、中部電力、北陸電力、中国電力、四国電力、九州電力5社は2011年12月、相互に協力し地域間連系線を活用した中西日本における風力発電導入拡大を図ることで合意した。これにより、北陸電力と四国電力から中部電力・関西電力に電力を送電し、北陸電力・四国電力が必要な調整力を確保することで、風力発電導入量をそれぞれ20万kW程度拡大することを検討していたが、今回はそれを実現するもの。

中西日本における風力発電導入拡大に向けた取り組みの概要

同日、四国電力が風力発電の導入量を20万kW拡大し、風力発電の系統連系受付に関する説明会を開催すると発表したことに伴い、関西電力も淡路島南部地域において風力発電の系統連系受付を行うと発表した。

淡路島南部地域における電力系統