ネットマイルとモバイルマーケティング・ジャパンは5月8日、約256万名のネットマイル会員のうち「スマートフォンユーザーのみ」を囲い込んだ「スマホパネル」会員を対象に実施した「プライベート/ビジネスにおけるスマートフォン利用」に関する調査の結果を発表した。

同調査は、4月1日から年4月6日にかけて行われ、有効回答数は1,498サンプル。

フィーチャーフォンを所有しているかどうか(仕事使用を除く)を聞いたところ、3割近くがプライベートで「所持している」という結果となった。スマートフォンを持っていたとしても、フィーチャーフォンの良さを感じているほか、慣れやキャリア・機種変更の都合から、個人で2台以上の端末を持っている割合が少なくないという。

男女比では、男性が3割近く、女性が2割程度と差があった。女性のほうが男性に比較してスマートフォン移行が緩やかな傾向があるが、スマートフォンを持ってしまえば、女性は2台持ちはせずにフィーチャーフォンを持たないという傾向が見て取れる。

スマートフォンユーザーのフィーチャーフォン2台(以上)持ちの割合 資料:ネットマイル

スマートフォンとフィーチャーフォンを所有している人に使い分けの内容を聞いたところ、通話とメールは旧来のフィーチャーフォン、それ以外のネット検索やアプリ利用、その他のマルチユーズサービスはスマートフォンという人が多いようだ。

スマートフォンで満足している点については、全体では8割近くと「ネットがしやすい」という意見が圧倒的に多かった。次いで「画面が大きい(52.1%)」、「色々なメールが確認できる(Gmailなど)(41.1%)」が挙がった。上位に挙がった項目は、フィーチャーフォンでも可能だが、スマートフォンで利便性が向上している内容が目立つほか、「音楽」、「ゲーム」、「画像加工」など趣味範囲の項目も2割以上と少なくない。

スマートフォンに対する満足点 資料:ネットマイル

新しいスマートフォンで気になるものがあるかを聞いたところ、約35%が「ある」と回答した。「気になる機種」はiPhoneシリーズが圧倒的に多く、同調査では「感性で動かせることをコンセプトに作られている製品だけに、プロモーションだけでなく、クチコミの影響も多々あっての結果」としている。

気になるスマートフォンがあるか 資料:ネットマイル