シスコシステムズは3月13日、40/100GE(ギガビットイーサーネット)に対応するCisco Nexusシリーズ、40GE対応のCisco Catalystモジュールなどスイッチ製品群の拡充を発表した。これにより1/10/40/100GEおよびコンバージド・ネットワークに対応するスイッチソリューションがそろったことになる。

同社によると、データセンターのクラウド化が進み、2015年には世界のクラウド・コンピューティングの年間トラフィック量が現在の12倍にあたる1.6ゼタバイトになると予測される(1ゼタバイト=10の21乗バイト=1兆ギガバイト)。今回の製品拡充により、キャンパス、データセンター、サービスプロバイダまであらゆる環境でのニーズに合わせた高速ネットワークへの移行がサポートできるとしている。

40/100GEに対応するCisco Nexus 7000シリーズ

40GEモジュールが追加されたCisco Catalyst 6500シリーズ

今回発表された主な製品は以下の通り。

・Cisco Nexus 7000 M2シリーズ XLオプション付き2ポート100GEモジュール
Cisco Nexus 7000向けに最大32の高密度ノンブロッキング100GEポートを提供

・Cisco Nexus 7000 M2シリーズ XLオプション付き6ポート40GEモジュール
Cisco Nexus 7000向けに96のノンブロッキング40 GEポートを提供

・Cisco Nexus 3064-X Cisco Nexus 3000シリーズに新たに加わった高パフォーマンス、高密度、超低遅延のイーサネットスイッチ

・Cisco Catalyst 6500シリーズ 40GEインターフェースモジュール
FourXアダプタを使用することで4つの10GEポートとしても利用できる40GEモジュール

・Cisco Catalyst 4500-Xスイッチ
固定型アグリゲーション1RUスイッチ

ほかに、Cisco Catalyst 6500、Cisco Catalyst 4500、Cisco ASR1000シリーズのプラットフォーム上でのネットワーク仮想化機能がより簡単に利用できるCisco Easy Virtual Network(EVN)も発表された。