リアルタイム性はTwitterの重要なメリットの1つだが、その長所ゆえに、タイムラインに自分が興味のない情報がどんどん追加されていくと、チェックするのもうんざりしてしまう。フォローする人が多くなれば、その分受け取るツイートも増える。さらに、サッカーの試合など大きなイベントがあるとツイートは爆発する。これでは、大切な情報を見落としてしまう可能性もある。

だからといって、時に有用なツイートを発信してくれる人なら、完全にフォローをやめたくはないだろう。不要なツイートから解放されるには、タイムラインを管理すればよいのだ。では、具体的にはどうすればよいのだろうか? Digital Inspirationが「Twitterのタイムラインから雑音をフィルタリングするには(原題:How to Filter out Noise from your Twitter Timeline)」という記事で、その方法を伝授している。

1つ目のアプローチはTwitterアプリケーションの利用だ。Twitterクライアント「TweetDeck」などは、キーワード、つぶやいた人、ハッシュタグなどを設定して不要なツイートを隠すことができる機能を提供している。なお、開発元の英TweetDeckは5月に本家の米Twitterに買収されたが、アプリの開発は継続される見通しだ。

次のアプローチはWebサイト「Twitter.com」からツイートする人向けのものだ。ここでは、ブラウザの拡張機能が役に立つ。例えば、Google Chromeのユーザーなら、「Slipstream」という拡張機能を試してみてほしい。この拡張機能をインストール(無償)すると、Twitter.comのツイートに「Favorite」「Retweet」「Reply」にならんで、「Hide」が表示される。ここをクリックして、人、トピック、場所(例:タイムライン)など表示したくないものを設定すればよい。同プラグインはSafariにも対応している。

「Slipstream」のWebサイト。使い方が説明されている

記事では紹介されていないが、Chrome以外のユーザーは「Twitterfilter」という拡張機能が使える。この機能をインストールすると、タイムライン上に「Filter」タブが加わり、ここでタイムラインに表示したくないツイートをキーワードやユーザー名で設定できる。対応ブラウザは、Chrome、Safari、Firefox、Opera、Internet Explorer。こちらも無償でダウンロードできる。

Twitter向けの拡張機能やアプリはどんどん増えている。上記で紹介したもの以外にも、フィルター機能を提供するツールはあるので、いろいろ探してみてはいかがだろう。

Chrome、Safari、Firefox、Opera、Internet Explorerに対応している「Twitterfilter」のWebサイト