TIOBE Programming Community index

TIOBE Softwareから2010年4月のTIOBE Programming Community Indexが公開された。TIOBE Programming Community Indexは複数の検索エンジンの検索結果から対象とするプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2010年4月におけるインデックスは次のとおり。

プログラミング言語 インデックス 年間推移 備考
1 C 18.058 2.59↑ 5年ぶりの1位
2 Java 18.051 1.29↓ 長期に渡り下落傾向
3 C++ 9.707 1.03↓
4 PHP 9.662 0.23↓
5 (Visual)Basic 6.392 2.70↓
6 C# 4.435 0.38↑
7 Python 4.205 1.88↓
8 Perl 3.553 0.09↑
9 Delphi 2.715 0.44↑
10 JavaScript 2.469 1.21↓
11 Objective-C 2.288 2.15↑
12 Ruby 2.221 0.35↓
13 SAS 0.717 07↓

TIOBE Programming Community Index for April 2010より抜粋

細かい順位の変動は見られるが、もっとも注目されるのはC言語がナンバーワンに浮上したことにある。TIOBE Softwareが同インデックスの発表をはじめてから、実に5年ぶりにC言語がナンバーワンに返り咲いた。C言語のインデックス値は変わることなく平均的に推移しており、C言語の注目度が上がったというわけではないようだ。これまで1位だったJavaが長期に渡って下落傾向にあり、ついに順序が逆転する形になった。

Java仮想マシンで動作するほかのプログラミング言語、たとえばJavaFXなどが別の言語として集計されていることもこの下落傾向につながっているとみられる。