デルコンピュータは、プレス向けのラウンドテーブルを開催し、米デル デルストレージ シニアマネージャ Travis Vigil(トラヴィス・ヴィジル)氏は、iSCSIのストレージがFC(ファイバチャネル)やFCoE(Fibre Channel over Ethenet)に比べ、性能や信頼性で劣っているというのは、誤った固定概念だと主張した。
米デルは2007年、iSCSIストレージ機器ベンダである米イコールロジック社を買収し、iSCSIのストレージを販売している。
Travis氏は、2009年のFCの伸びは11%になるのに対し、iSCSIは30%伸びるという、IDCがワールドワイドで調査した結果を示し、現在のストレージの中心はFCであるが、今後は仮想化の普及とともに、iSCSIのシェアが拡大していくとの見通しを示した。
イコールロジック製品の優位性について同氏は、ユーザーが必要的ときに追加すれば、自動的にロードバランス、ストレージバランスが図れ、同一のディスクだけではなく、何世代にもまたがる新旧のストレージを1つのストレージプールに共存できるという柔軟性があり、これによりTCOを削減できると述べた。
また、従来から指摘されているiSCSIのレスポンスについても、同社が行った8GbのFCと10GbのiSCSIのテストでは、iSCSIのほうが性能的に上回っており、iSCSIがFCに対し性能で劣っているというのは、誤った固定概念だとした。
なお、イコールロジックの10Gb対応製品は、今年の後半にリリースされる予定だという。
仮想化ソフトとの管理の統合については、ユーザーにそのようなニーズがあることは知っており、現在VMware、Hyper-V、Xen Serverの人々と協議をつづけている。今後は、ストレージの仮想化の管理もOSの仮想化と同様に扱えるようにしていきたいと考えている。すでにスナップショットや非同期のレプリケーションなど一部機能は、VMwareには組み込まれており、これをモデルとしてHyper-VやXen Serverに展開していきたいと述べた。