前回の記事では、Googleサイトの「以前のGoogleサイト」を用いて災害情報サイトの作成を行った。そこで今回も引き続き、災害情報サイトの作成を進めていこう。
なお、社内ポータル作成の中心となるGoogleサイトでは、2018年6月現在で「新しいGoogleサイト」と「以前のGoogleサイト」の2種類が選べるようになっているが、今後ナビゲーションが統一される可能性もあるので、その点だけご注意いただきたい。

監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)
大手証券会社システム部に在籍後、1998年サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立し社長就任。2008年に、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始、G Suite(旧名:Google Apps)の導入サポート実績はこれまで3万社以上。「サテライトオフィス」ブランドで多数のアドオン・テンプレートを無償提供するなど、G Suite の普及に尽力。
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ホームに安否確認用の社員リストを表示する
実際に災害情報サイトの作成を行う前に、前回・前々回で使用した「新しいGoogleサイト」と、今回使用する「以前のGoogleサイト」との差を簡単に紹介しておきたい。
前回の記事では、お知らせページの追加および、レイアウト変更と天気予報ガジェットの表示手順を紹介した。続いては、災害情報サイトに必要な要素として、ホームに安否確認用の社員リストを表示させてみよう。 こうしたリストを作成する際に便利なのが、Googleサイトのテンプレートに標準で備わっている「リスト」機能だ。このリスト機能では、「To-Doリスト」「問題追跡リスト」「プロジェクトのステータス」の各種テンプレートに加えて、独自の項目を用いたリストを簡単に作成することが可能。今回の安否確認用の社員リストも、独自の項目を使って作成してみた。
実際の手順としては、テンプレートの「リスト」を選び、「独自に作成」の「テンプレートを使用」で必要な項目を入力。リストが完成したら中身のアイテムを追加し、ホームに表示させる。ちなみに、ホームへ追加する際には表示列を選択できるので、リストページで多めに項目を設定しておいても問題ない。
より詳細な安否確認ページを作成する
続いては、より詳細な安否確認ページを作成してみよう。先ほどはリスト機能で安否確認用の社員リストを作成したが、より細かい情報を入力したり、一覧をメールに添付して送るような使い方を想定している場合、スプレッドシートで作成しておく方が便利だろう。「新しいGoogleサイト」だけでなく、「以前のGoogleサイト」にもスプレッドシートをそのまま表示できる機能が備わっているので紹介しよう。ここでは例として、「安否確認にも役立つ災害情報サイトを作るその2」で作成したスプレッドシートを表示してみる。
災害情報サイトを他のメンバーと共有する
徐々にコンテンツ内容が増えてきたら、災害情報サイトを他のメンバーと共有し、必要に応じて共同編集者の設定を行う。共同編集者はコンテンツの追加・編集作業をサポートしてくれるだけでなく、災害情報サイトという特性上、万が一の際に複数名いた方が良いだろう。権限については「オーナー」「共同編集者」「閲覧者」という権限を設定することも可能だ。
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