連載の第3回~第7回では、安否確認にも役立つ災害情報サイトの構築手順を解説してきた。そこで今回からは、より日頃のビジネスに密着した営業管理データベースサイトの作成手順をご紹介しよう。
なお、社内ポータル作成の中心となるGoogleサイトでは、2018年8月現在で「新しいGoogleサイト」と「以前のGoogleサイト」の2種類が選べるようになっているが、本連載では両方の手順を順番に紹介していく。今後ナビゲーションが統一される可能性もあるので、その点だけご注意いただきたい。

監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)
大手証券会社システム部に在籍後、1998年サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立し社長就任。2008年に、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始、G Suite(旧名:Google Apps)の導入サポート実績はこれまで3万社以上。「サテライトオフィス」ブランドで多数のアドオン・テンプレートを無償提供するなど、G Suite の普及に尽力。
提供:サテライトオフィス
営業管理データベースサイトを作ろう
それでは実際に、G Suiteで営業管理データベースサイトを作成していこう。まずは第3回で行ったように、G Suite管理コンソールからGoogleサイトを開く。左上の「作成」からは、前述の通り「新しいGoogleサイトを使用」と「以前のGoogleサイトを使用」の2種類が選べるようになっているが、今回は最初に「新しいGoogleサイト」での作成方法を紹介しよう。
Googleサイトが開いたら、最初の手順として基本情報の入力やテーマ選択などを行った後、テキストボックスで「お知らせ」を作成しておこう。
スプレッドシートでグラフを作成する
ベースとなる社内ポータルを作ったら、続いてはスプレッドシートを用いて、営業管理データベースサイト上に表示するデータの入力を行う。今回は例として、営業部全体の契約件数を入れてみたので参考にしていただきたい。
営業管理データベースサイト上にグラフを表示する
作成したグラフを営業管理データベースサイト上で表示するには、いくつかの方法がある。まずはグラフ単体としてWebに公開し、URLリンクもしくは埋め込みで営業管理データベースサイト上に表示させる方法だ。この場合、Googleサイト以外の方法で別途作成した社内ポータルなどにも、URLリンクや埋め込みで表示ができる。
そしてもうひとつが、Googleサイトの連携表示機能を用いる方法だ。Googleサイトでは、ドキュメント/スライド/スプレッドシート/フォーム/グラフといったGoogleドキュメントのファイルを直接読み込むことが可能。これにより、少ない手順で容易にグラフ表示が行える。特に別サイトでグラフを使う予定がないならば、こちらの方法がお勧めだ。
●埋め込み機能を利用したグラフ表示
●連携機能を利用したグラフ表示
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連携機能を利用する場合、Googleサイト上から指定するだけでスプレッドシートやグラフをダイレクトに呼び出すことができる。Googleサイトで作成した営業管理データベースで「挿入」タブの「グラフ」をクリック
今回は、データのグラフ化とGoogleサイト上での表示方法について解説した。次回はスケジュール表示などの方法を紹介していきたいと思う。
サテライトオフィス
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