2010年2月のGoogle急上昇ランキングは、PC・モバイルともにバンクーバー五輪関連が大量ランクイン。しかし、メダル獲得の期待感で事前から注目されていたフィギュアスケートは、数は入っているものの多くは3位以下。逆に、あまり知られていなかったあの選手が突然注目され、急上昇ランキング"三冠達成"という結果になった。

2010年2月のGoogle検索急上昇ワード

■通常検索ランキング
順位 ■パソコン検索 ■モバイル検索
1位 国母 和宏 津波
2位 ジョニー ウィアー 国母
3位 同姓 同名 辞典 カーリング
4位 ショーン ホワイト フィギュアスケート
5位 津波 小阪由佳
6位 カー リング バンクーバー
7位 立松 和平 オリンピック
8位 ゴッド イーター 攻略 浅田真央
9位 キムヨナ フィギュア
10位 藤森 由香 ゴッドイーター
■イメージ検索ランキング
順位 ■パソコン画像検索 ■モバイル画像検索
1位 夏菜 国母
2位 国母 夏菜
3位 小阪由佳 小阪由佳
4位 カーリング キムヨナ
5位 本橋麻里 本橋麻里
6位 オリンピック 本橋
7位 高木美帆 高木美帆
8位 浅田真央 安藤美姫
9位 安藤美姫 浅田真央
10位 carnaval 米倉涼子
■その他の検索ランキング
順位 ■ニュース検索 ■動画検索
1位 津波 国母
2位 国母 バンクーバーオリンピック
3位 オリンピック バンクーバー
4位 バンクーバーオリンピック ショーンホワイト
5位 バンクーバー カーリング
6位 オリンピックバンクーバー 津波
7位 フィギュア オリンピック
8位 スケート プルシェンコ
9位 フィギュアスケート キムヨナ
10位 浅田 高橋大輔
※本データは、Google Zeitgeistのアルゴリズムに基づき、日本における検索傾向を集計したものです。前月から検索量が増加しているクエリを抽出しています。提供/Google

バックナンバー

2009年総合 ■2010年1月

メダルは逃すも、ランキングで大技連発

このランキングは、日本国内のGoogle検索において1ヵ月間の検索量がその前の1ヵ月と比較して大幅に増えたワードを集計したもの。検索量の上昇した比率が大きいものが上位になる。つまり、今まであまり検索されなかったワードほど、突然注目された場合に上位に食い込むのだ。今回はバンクーバー五輪のスノーボード日本代表・國母和宏選手(※クエリは「国母」)がその条件に見事にあてはまり、ランキング1位が3つ、2位が3つという成績を獲得した

國母選手の動向は、日本出国直後から新聞やテレビなどがこぞって報道していたことから、ニュース検索の利用者が多かったようだ。また服装や髪型が話題となったこともあり、画像・動画検索でも注目されていたことがわかる。この一件により、内容はともかく結果的にマスメディアへの露出が増え、日本におけるスノーボード競技の注目度向上につながったことは事実だ。それを裏付けるように、PC版4位にランクインした「ショーン ホワイト」は、男子スノーボードハーフパイプの金メダリスト。彼の超越した技術に興味を持った人も多かったようで、動画検索でも4位にランクインしている。

日本で最も注目されたと言えるフィギュアスケートは、画像・動画検索で多くランクイン。やはり華麗な姿はビジュアルで見たいものだ。しかし、急上昇度では大会期間中の露出が多かったカーリングも強さを見せ、チーム青森の本橋麻里選手も上位にランクインした。

総合ランキング2位の「同姓 同名 辞典」は、2月中旬にテレビ番組で紹介されたWebサイトのこと。ブログ検索でこれを探すと、「さっそく同姓同名を探してみたものの見つからなかった」という記述がいくつか見られた。実は、このサイトは2001年のハローページを元にしているため、集計されているのはその時点の世帯主の名前。女性や若い世代の名前は見つかりにくいものと思われる。

一方、画像検索で五輪関連を抑えトップとなったのは、2011年公開予定の映画「GANTZ」への出演が決定した女優の「夏菜」。2月発売の雑誌グラビアにGANTZスーツ姿で登場したことなどから注目が集まったようだ。しかし、実際に画像検索してみると表示されるのはモデルやシンガーなど、多くが別人の「夏菜」さんたち。意外に"同名"が多かったようだ。

おすすめリンク

SEVEN SAMURAI:國母和宏選手が活動を行うスノーボードクラブ
同姓同名辞典:名字のランキングは現在でも参考になりそう
映画「GANTZ」公式サイト:2011年公開、前後編2部作となる予定

ケータイに見る「今」と「ながら」の検索

モバイル検索では五輪関係を抑えて「津波」が1位。これは2月27日に発生したチリの大地震の影響で、約1日後に日本へ津波が到達し、各地に大津波警報や津波警報・注意報が発令されたことによるもの。モバイルと共にニュース検索でも上位に入っていることから、速報を求められていたことが伺える。テレビでは通常の番組中も警報・注意報の発令状況および各地で観測された津波の状況が刻々と表示されていたが、一方で検索にも情報を求めていた人が多かったと考えられる。"リアルタイム検索"という言葉が度々聞かれるようになっているが、今回の事例は、アーカイブされた知識だけでなく、より"今起きていること"を検索に求める傾向が強くなっていることを裏付けていると言えるのではないだろうか。

五輪関連では「カーリング」がPC版よりも上位に入っている。検索してみると、Wikipediaの"カーリング"の項目や日本カーリング協会公式サイト、またルールや歴史などを解説するWikiサイトなどが表示される。カーリングは予選がリーグ戦のためテレビ中継される回数が多かったが、日本では一般的に馴染みのないスポーツであるため、テレビを見ながらケータイでルールや選手について調べる人が多かったのかもしれない。

モバイル画像検索で3位の「小阪由佳」は、元グラビアアイドル。しばらく前に芸能界引退報道がなされていたようだが、2月に某ライブハウスに登場した際、以前とはかけ離れた姿になっていたことが報じられ、注目されたものと思われる。画像検索ではアイドル時代の写真やDVDパッケージなどの画像が表示され、現在の様子を見ることはできないが、本人のブログでは自らスリーサイズの詐称を公にするなど、色々な意味でアイドルの枠に収まらない大胆さを披露している。

おすすめリンク

原口一博 - Twitter:津波情報を逐次ツイートした原口総務大臣のアカウント
日本カーリング協会公式サイト:3月には世界選手権が開催。男子も出場している