OneDriveで意図せずデータを上書きしたときの対処法

「バージョン履歴」機能をWeb / ローカルから呼び出す

OneDrive / OneDrive for Businessは、編集したファイルの履歴を格納し、必要に応じて古いファイルを呼び出せる「バージョン履歴」という機能を供えてきた。

• OneDrive（Web版）のバージョン履歴機能

編集後に保存した結果を破棄したい場面や、意図せずに編集途中で保存した際に有用な機能である。だが、これまではWebブラウザーを起動して操作しなければならなかったが、エクスプローラーのコンテキストメニューに加わった「バージョン履歴」を使うことで、直感的な操作が可能になった。

• 対象となるファイルを右クリック/長押しし、「バージョン履歴」をクリック/タップする

Web版OneDriveの機能をローカルから呼び出す本機能は、対象となるファイルが履歴データを保持している場合、「復元」「ダウンロード」というアクションを実行できる。なお、履歴データがない場合は「開く」が現れる仕組みだ。

• 「…」ボタンをクリック/タップすると、「復元」「ダウンロード」と2つの項目が現れる

「復元」は文字どおりローカルファイルを上書きし、「ダウンロード」はWebブラウザーで設定したダウンロードフォルダーに保存できる。安全性を考慮するなら後者を実行して、ファイル内容を比較した方がよい。確実に編集結果を破棄する場合は前者でも構わない。

• 「ダウンロード」をクリック/タップすると、指定した履歴データのファイルがWebブラウザー経由でダウンロードする

• 「復元」をクリック/タップすると、指定した履歴データのファイルを書き戻し、元のフォルダーに上書きする