ベータ版ではあるものの、ついに日本語環境でもSiri AIを使えるようになりました。現在、PCやスマートフォンで利用できるサービスとして、必要に応じてアプリや外部サービスを使いタスクを遂行する「AIエージェント」が存在しますが、Siri AIはAIの機能でiPhoneをより便利に使えるようにする「AIアシスタント」に位置付けられ、利便性向上に重きが置かれた設計となっています。
しかし、Siri AI最大の特長は「オフライン/インターネット未接続時でも動作する」点にあります。タイマーの設定やリマインダーの登録、音声入力といった機能に限定されますが、データ処理はiPhone上で完結し、外部に送信されることはありません。
一方、各種の調べものや文章の要約、複数のサービス/アプリを横断するような複雑な処理は、AppleのAI処理基盤であるPCC(Private Cloud Compute)の機能を必要とします。クラウドとの通信が発生するため、オンライン/インターネット接続時でなければ利用できません。
つまり、Siri AIはオフラインでも利用できるものの、できることはかなり限られます。長いメールを要約してほしい、カメラで写した家電製品の使い方を教えてほしい、スポーツの試合結果などのリアルタイム情報を調べてほしい、といったタスクはPCCの機能を必要とするため、機内モード時などオフライン状態では利用できません。
逆に言うと、機内モードに切り替えてからSiri AIに命令すれば、それがオフラインでも実行できるタスクかどうかを確認することができます。Wi-FiやBluetoothのオンオフといったシンプルな機能であれば、オフラインでも使えるはずですよ。
