音楽を聴くときだけでなく、ネット動画を見るとき、外部を遮断して集中力を高めたいときにも「イヤホン」は欠かせない存在です。しかし、装着中は呼びかけられても気付きにくいというデメリットが。イヤホンをしているときに肩を叩かれて驚いた、という経験がある人は多いはずです。
イヤホンをしているとき名前を呼ばれて気付くようにするには、小型マイクで取り込んだ外音を音楽に重ねて耳へ届けるノイズキャンセリング対応イヤホンの機能(外音取り込み/ヒアスルー)を利用するか、クリップ型など耳穴を塞がないタイプのイヤホンを利用するかになります。機種により差はありますが、ある程度の効果は期待できます。
iPhone側で対応する場合は、iOS 26のとき追加された「名前認識」機能が役立ちます。内蔵マイクがあらかじめ登録しておいた単語の読みを検出すると、「○○と思われる名前が認識されました」という通知がリアルタイムに届くようになるため、イヤホンで音楽を聴いているときでも視覚や振動で気付くことができるというわけです。
ただし、名前が呼ばれたかどうかの判定は内蔵マイクが拾った音次第となるため、いつでも完璧な結果を得られるとはかぎりません。呼びかけた声の大きさやイントネーション、周囲の雑音レベルに大きく影響されるため、誤検知されることもあります。頻繁に音声解析を行う性質上、電力消費量が増えると考えられるため、バッテリーのもちが低下するデメリットもあります。
名前認識機能は、姓名以外の単語にも反応しますが、確実性を重視する場合は使用を避けるべきかもしれません。たとえば、寝過ごし防止に使おうと最寄り駅の駅名を登録していても、乗務員が男性なのか女性なのか、周囲が騒がしいかどうかで結果が変わってきます。名前認識機能のせいで寝過ごしたということがないよう、ご利用は計画的に。
