DJI JAPANは10月20日、デュアルレンズ搭載ジンバルカメラ「Osmo Pocket 4P」の新色「パールホワイト」を発売する。価格は99,000円。DJI公式オンラインストアおよび正規販売店で取り扱う。
従来モデルの撮影機能を引き継ぎつつ、外装にマイカを配合したパール顔料と多層スプレーコーティングを採用したことで、光の当たり方や見る角度によって輝きが変化するデザインに仕上げたというホワイトモデル。
カメラには1インチCMOSセンサーを採用した焦点距離20mm/F2.0の広角レンズと、焦点距離60mm/F1.8の中望遠レンズを搭載。最大17ストップのダイナミックレンジを実現するLOFIC技術に加え、4K/240fps動画撮影や10-bit D-Log 2、3倍の光学ズームなどに対応する。
このほか、最大3,700万画素の静止画撮影、被写体を自動追尾するActiveTrack 8.0、最大800MB/sのUSB 3.1データ転送などをサポート。バッテリ駆動時間は最大210分で、18分で80%まで充電できる。本体重量は230g。販売するスタンダードコンボには本体のほか、補助ライト、リストストラップ、ハンドル、キャリーポーチ、USB Type-Cケーブルが付属する。
実機で花火を撮ってみた。予備知識、撮影設定の勉強は一切必要ない
発表に先行する形でサンプルの提供を受け、実機を眺めることができた。ホワイトカラーはチープになりがちなところ、高い質感でおしゃれな雰囲気。2眼が縦に居並ぶ物騒なガジェット感が上質なホワイトカラーでかなり緩和され、さまざまなシチュエーションで違和感なく撮影に臨めそうだと思う。
この手の動画カメラを使うのは5年も前の「DJI Pocket 2」以来だったので、進化にはとにかく驚かされた。画面は大きく見やすくなり、縦と横に切り替えるだけで撮影動画の縦横も切り替えられる。タッチ操作のレスポンスはさくさく素早く、取説を読まなくてもアクセスしたい設定項目にすぐたどり着けた。
折しも試用中、私用で花火を眺める機会があったので持参した(DJIには相談済み)。花火といえば真っ暗な空をバックに、火薬が明るく燃焼する様子を眺めて楽しむ撮影難易度の高い被写体で、適当に撮影すると夜空に高感度ノイズが浮いて見るに堪えなかったり、暗すぎて花火の迫力が薄れたり、逆にまぶしさに耐えきれず白飛びすることがある。
そんな花火を撮影するにあたって予備知識はなにもなかったので、設定はすべてカメラ任せ。それでも自動で低照度シーンを検知でき、震える左腕で保持するだけで、あとから思い出を振り返るのにぴったりな映像を撮影できて感動した。終盤のクライマックスにかけて本当にきれいに撮れているので、ぜひ別タブに開いて4K画質を見てほしい。
さらに信じられないのは、撮影した映像をiPadOS向け公式アプリで編集する体験が極めて優れていたことだ。エクスポート時に入る機種名ロゴの透かしも強制なのかと思いきや、ごく普通に除去できる。というよりアプリにサブスクリプションのようなペイウォールが存在せず、アカウントを作ってOsmo Pocket 4P本体を認証するだけで、ほとんどの基本的な機能を無料で利用できるようだ。
映像の撮影は手ブレの除去が億劫で、設定が静止画よりシビアで難しい。なのにOsmo Pocket 4Pは何もかもカメラ任せで望遠での撮影にまで対応し、これまで映像には興味のなかった筆者のような一眼ユーザーの目を覚まさせてくれるデバイスだと感じた。



